この記事の要点(30秒で読めます)
- 地下で感じる開放感の正体は、アーチ天井の通路から曲線の吹き抜けへ移る「圧縮と解放」の流れにある、と私は読み解きました。
- 建築士として見るのは、地下1階のアーチ、1階アトリウムの曲線、外壁の面の連続、6階から見える日比谷公園の緑です。
- 次に訪れるときは、地下から歩き、アトリウムの中央で少しだけ上を見上げてみてください。

東京ミッドタウン日比谷を訪れたとき、私がまず印象に残ったのは、華やかな店舗でも、曲線を描く外観でもありませんでした。
地下鉄の日比谷駅から連絡通路を通り、建物へと入ったときの空間の広がりです。
それまでの地下通路とは違う、視界がふっと開けるような感覚。建築士として、こういう空間に出会うと、つい立ち止まってしまいます。
なぜ、この場所をこんなに開放的に設計したのだろう。その疑問から、この建物を少し詳しく見てみることにしました。
ここから先は、私が現地で受けた印象と、設計者や運営会社が公表している内容を、できるだけ分けて書いていきます。現地で見ていないディテールを見たことにはしませんし、資料で裏が取れなかったことは「確認できなかった」と書きます。建築の読み解きは、そのくらい慎重なほうが楽しめると思っています。
なぜ地下から入ると、こんなに開放的なのか?

地下鉄の通路から建物へ、空間の印象が変わる
まず、歩く順番に沿って整理します。公式サイトの説明によると、地下1階には「日比谷アーケード」と呼ばれる通路があり、東京メトロの日比谷駅や千代田線の側とつながっています。天井はアーチ型で、かつてこの場所にあった三信ビルディングのアーケード天井からヒントを得たものだと紹介されています。
そして1階には、伝統的な劇場空間を参考にしたという、3層吹き抜けのアトリウムがあります。柔らかなカーブを描く空間で、イベントも開かれる場所です。
私が地下から入って「視界が開けた」と感じたのは、おそらくこの二つの空間の差によるものです。ただし、ここで一つ正直に書いておきます。公式の説明では、地下1階のアーケードと、1〜3階のアトリウムは別々の空間として紹介されています。地下鉄側から入った瞬間に、3層の吹き抜けがそのまま目の前に現れる、とまでは、私が確認できた資料からは言い切れません。
「圧縮と解放」という建築の仕掛け
建築には「圧縮と解放」と呼ばれる古くからの手法があります。天井が低く、幅も狭い空間をあえて通らせてから、広く高い空間へ導く。人は狭い場所を通った直後のほうが、広がりを何倍にも感じます。
これは設計者が公表した説明ではなく、私が空間を読み解くときに使っている見方です。ただ、アーチ型の天井をもつ地下の通路から、曲線に囲まれた吹き抜けへ。この順序は、まさに圧縮から解放への流れになっています。歩く人の体感が変わるのは自然なことです。
資料で確かめてみた、地下とアトリウムのつながり
では、地下の通路から吹き抜けまで、実際にはどう結ばれているのか。地下1階の位置、地下鉄側の入口、階段やエスカレーターの配置、吹き抜けの範囲、そして地下から自然光が見える経路。私は公式のフロア案内や設計関係の資料でこれらを照らし合わせようとしました。
結論から言うと、公式のフロア案内からは各階の店舗カテゴリーは分かるものの、吹き抜けの範囲や、地下からの視線の通り方までは読み取れませんでした。ですので、この記事では「地下から自然光が見える」「地下から3層が一望できる」とは書きません。ここは、次に歩くときに確かめたいポイントとして、後半の散歩コースに入れておきます。
3層吹き抜けのアトリウムは、まるで劇場
アトリウムについては、公式に「伝統的な劇場空間を参考にした」と書かれています。劇場には、中央に舞台があり、周りを客席が取り囲む構成があります。各階の縁が曲線を描いて中心を囲むと、通路を歩いているだけなのに、自分も観客の一人になったような気がしてきます。
建築士の目で見ると、これは手すりや床のラインが「見る・見られる」関係をつくっている空間です。階が違う人同士が、お互いの動きを自然に眺められる。商業施設で人が滞留しやすいのは、こういう仕掛けが効いているからだと私は考えています。
曲線・光・エスカレーターがつくる視線の流れ
人は、直線よりも曲線に沿うほうが、歩く速度が自然にゆるみます。曲がった先が見えない通路は、先を見たくなる気持ちも誘います。
エスカレーターで上下に動くと、見える景色が少しずつ変わります。これは設計図の上では「動線」と呼ばれますが、体験としては映画のカメラワークに近いものです。照明の細かな条件までは資料で確認できていませんが、視線を上へ上へと誘う空間の流れは、現地でも分かりやすく感じられるはずです。
なぜ東京ミッドタウン日比谷は曲線なのか?

鹿鳴館の舞踏会から生まれたダンシングタワー
この建物のデザインを語るうえで欠かせないのが「ダンシングタワー」という言葉です。公式サイトによると、これは設計の当初からあった発想で、日比谷にかつてあった鹿鳴館で、男女が舞踏会で踊る様子がデザインの原点だと説明されています。鹿鳴館が建てられたのは明治16年(1883年)とされています。
ここで混同しやすい点を一つ。鹿鳴館は「日比谷」というエリアにあった建物で、現在の東京ミッドタウン日比谷の敷地そのものに建っていたわけではありません。公式資料では、この敷地にかつて建っていたのは三信ビルディングとされています。鹿鳴館は、あくまでデザインの着想元です。
設計チームの顔ぶれ
役割分担を整理しておきます。公式サイトと日建設計の紹介ページによると、次のとおりです。
- マスターデザインアーキテクト:ホプキンスアーキテクツ(設計責任者はサイモン・フレーザー氏、デザインディレクターは星野裕明氏)
- 都市計画・基本設計・設計監修:日建設計
- 実施設計・監理:KAJIMA DESIGN
- 商業環境デザイン:乃村工藝社
- オフィス共用部の環境デザイン:イリア
外観の曲線を考えたのはホプキンスアーキテクツ、それを街と建物の計画として形にしたのが日建設計、といった分担で捉えるとイメージしやすいと思います。
ドレスのような柔らかな曲面
ダンシングタワーの名前のとおり、建物の頂部や壁面には柔らかなカーブが取り入れられています。資料によれば、高層部の外装はアルミのカーテンウォールで構成され、細かな折り目のような表情をつくっているという紹介もあります。
ドレスの裾が揺れるように、というのは詩的な表現ですが、建築の目で言い換えると、外壁の面を少しずつずらしながら曲面に見せているということです。光の当たり方で、同じ壁面でも明るい部分と暗い部分が連続して生まれ、一枚の壁に見えにくくなります。
巨大なビルの圧迫感を和らげるデザイン
地上35階、地下4階、高さは地盤面から約191メートル。延べ床面積は約18万9千平方メートルです。これだけの大きさの建物が、四角い箱のままで道路に面していたらどうなるか。想像すると、歩く人にはかなり威圧的に映ったはずです。
曲線を使うと、角が減り、壁面が「ここで終わり」という強い印象を持たなくなります。ビルの大きさは変わらなくても、見る人の受ける圧迫感は和らぎます。これは設計者が全体の説明として公表している内容ではなく、私の読み解きですが、建築ではよく使われる考え方です。
ガラスとアルミフィンによる光と影
ここは、依頼された調査の中でも特に丁寧に確認したかった部分です。一般論としては、アルミの縦のフィンやルーバーは外壁の外側に影をつくり、強い日射が窓ガラスに直接当たるのを和らげます。夏の冷房負荷を減らす狙いで使われることが多い手法です。
ただ、この建物のフィンの形や間隔、ガラスの種類や性能について、私が確認できた一次資料には具体的な記述がありませんでした。日射を抑える目的があるのか、デザイン上の陰影づけが主なのか、現時点では断定できません。外壁を見るときは、縦のラインが落とす影の濃さを意識してみてください。
日比谷の古い街並みが、現代建築に残っている

低層部の高さは、街並みとどう関係しているのか
日比谷の街を歩くと、低層の建物の軒がおおむね揃っていると言われることがあります。背景にあるのは、かつての「百尺規制」です。一般に知られる話として、昭和初期から長く、都心の建物の高さは約31メートル(百尺)までと制限されていた時代がありました。
東京ミッドタウン日比谷の低層部が、この高さに合わせて設計されたと語られることもあります。しかし、私が確認できた公式の設計資料には、低層部の高さの具体的な数値や、その理由を述べた記述が見当たりませんでした。このため、本記事では「約31メートルに揃えられている」とは書きません。確認できたのは、低層部の外装が、三信ビルディングの石張りの壁面をイメージして計画されたという点です。
旧三信ビルディングとはどんな建物だったのか
三信ビルディングは、昭和初期に建てられ、美しいアールデコ様式の建築として高く評価されていた建物です。アールデコとは、幾何学的な模様や直線と曲線を組み合わせた装飾が特徴の、20世紀前半に流行したデザインのことです。
日比谷の街で長く親しまれた建物が建て替えられ、その跡地に東京ミッドタウン日比谷が建ちました。街の記憶をどう次の建物に残すのか。設計者が最初に考えたことの一つだったはずです。

地下の日比谷アーケードに残る記憶
地下1階の日比谷アーケードは、三信ビルディングのアーケード天井から着想を得たアーチ型の天井が特徴です。建築士としては、アーチを連続させることで、通路が単調な「管」になるのを避けているところに注目します。アーチが続くと、歩くリズムが生まれ、地下特有の息苦しさも和らぎます。
また公式の紹介には、三信ビルディングに使われていた部材の一部が再び使われている、との記載があります。ただし、どの種類の部材を、館内のどこに使っているのかは、私が確認した範囲では明記されていません。大理石や鳥のレリーフなどが使われているという情報も見かけますが、使用場所や由来を一次資料で裏付けられなかったため、ここでは事実として紹介しません。
アールデコを現代に受け継ぐデザイン
三信ビルディングをそのまま復原したわけではない、という点は大切です。この建物では、アーケードのアーチや石張りのイメージを「モチーフ」として受け継ぎ、現代の素材と設計で組み立て直しています。
古い建物を保存するやり方にはいくつかあります。そのまま残す、部材を再利用する、形を再現する。そして今回のように、デザインの考え方だけを引き継ぐ方法です。どれが正解というわけではなく、新しい建物に街の記憶をどう残したか。その選択を見ること自体が、建築散歩の面白さです。
実は見えない場所に、すごい構造がある

大きな開放空間を実現する鉄骨架構
「重いオフィス部分を支えながら、下の商業空間を広く使うにはどうするのか」。これは高層ビルの設計でとても難しい問題です。上の階は柱を細かく並べられても、下の階で柱が多いと、吹き抜けやゆったりした広場をつくりにくくなります。
そこで、一般に、上階の荷重を途中の階で別の柱や梁に受け渡す「トランスファー」という手法が使われることがあります。ただし、東京ミッドタウン日比谷で具体的にどの階にどのような架構が組まれているのかは、私が確認できた資料では裏付けが取れませんでした。そのため、この建物の構造として断定はしません。
上階を支える構造と、見えない工夫
ここで、確認できた範囲の構造の話を紹介します。建物は地上35階、地下4階で、施工は鹿島建設、実施設計・監理はKAJIMA DESIGNです。ビルの高さを考えると、構造や耐震の考え方は、見えない場所でとても重要な役割を担っています。
建築は、人の目に触れる部分と、触れない部分でできています。吹き抜けの美しさは、実は見えない部分の合理性に支えられていることが多いのです。
制震技術HiDAX-Rとは?
この建物には、鹿島建設が開発した新世代の制震オイルダンパー「HiDAX-R」が使われています。建築士会の見学会資料などでは、層間の変形が大きくなる低層階にこの高性能オイルダンパーを集めて配置し、高層部には座屈拘束ブレースを配置した、ハイブリッドの制震構造だと説明されています。
専門用語を日常のものに置き換えます。ダンパーは、自転車のサスペンションのようなものです。地震の揺れをエネルギーとして吸収し、建物の揺れを小さくします。座屈拘束ブレースは、斜めに入れた補強材で、押されても曲がりにくいように外側から押さえてあります。
建築の美しさと構造の合理性
この建物は、2019年のBCS賞、MIPIM Asia賞、そして2020年の日本建築学会作品選奨を受賞したと紹介されています。デザインだけでなく、街との関係や技術も含めた評価と受け止めてよさそうです。
曲線の外観、劇場のようなアトリウム、街の記憶を受け継ぐアーケード。見た目の魅力は、その裏にある構造や設備の工夫と結びついています。ここを意識して見ると、建物の見え方が少し変わります。
日比谷公園の緑を、ビルの6階までつなぐ

パークビューガーデンはなぜ6階にある?
6階には「パークビューガーデン」があります。公式サイトの案内では、この庭園とTOHOシネマズ日比谷(4階)は、8時からB1または1階のエントランスより上がれるとされています。ショップは11時から20時、レストランは11時から23時が基本の営業時間です。
なぜ6階なのか、という設計の理由を述べた公式資料は、私は確認できませんでした。ただ、眼下に日比谷公園を見渡せる高さにあることは、公式の案内や紹介記事からも分かります。眺めを意識した階であることは、間違いなさそうです。
眼下の日比谷公園を借景にする設計
借景とは、庭の外にある景色を、庭の一部のように取り込む日本庭園の手法です。6階のガーデンからは、眼下の日比谷公園や、皇居一帯が見えると紹介されています。
建築士の目で言えば、自分の敷地の中に大きな緑をつくるより、すでにある公園の緑をどう見せるかを考えるほうが、ずっと贅沢な設計です。この建物の「In the Park(公園とともに)」という考え方に、私はこの借景を重ねて見ています。
植栽と舗装の小さなデザイン
高層階の庭は、風や日差しが強く、植物にとって厳しい環境です。そのため、植栽の種類や固定方法には細かな配慮が必要です。ただし、植える樹木の種類や風対策の詳細、舗装の模様などについては、私が確認した一次資料では裏付けが取れませんでした。
ですので、ここは次に訪れたとき、足元の舗装やベンチの形に注目してみる、というくらいにとどめておきます。小さなデザインは、気づいた人だけが得をする楽しみです。
建築散歩に取り入れやすい6階の庭
アクセスは、日比谷駅直結で、銀座駅・有楽町駅からも歩いて行けるとされています。所在地は東京都千代田区有楽町1丁目です。ガーデンへの入場料が必要という案内は、私が見た公式ページには見当たりませんでしたが、イベント開催の有無や利用条件は時期で変わるため、最新の情報は公式サイトで確認してください。
買い物の予定がなくても、地下から入って、アトリウムを通り、6階まで上がる。それだけでも、立派な建築散歩になります。
街そのものが劇場になる「日比谷ステップ広場」

なぜ広場に大きな階段を設けたのか
建物の足元には「日比谷ステップ広場」があります。公式サイトでは、スペイン広場を想起させる階段のある劇場型の空間と説明されています。円形の広場を見下ろす階段は、緩やかな曲線で表現されています。
階段は本来、上り下りのための装置です。それを座れる場所に変えると、人が自然と集まります。設計の目線で言えば、「通る場所」を「いられる場所」に変えるのが、この階段の役割だと私は考えています。
座る人が観客になる空間
階段に腰かける人は、広場を眺める観客になります。同時に、広場を歩く人から見れば、階段に座る人たちが風景の一部になります。見る人と見られる人が入れ替わる空間は、街に居場所をつくる力があります。
先ほどのアトリウムが室内の劇場なら、この広場は屋外の劇場です。二つを続けて歩くと、設計の意図がより立体的に見えてきます。
映画と演劇の街・日比谷との関係
日比谷は、劇場や映画館が集まる街として知られています。東京ミッドタウン日比谷にも、4階にTOHOシネマズ日比谷が入っています。劇場の街の記憶を、建物の形そのものにも反映した、と見ると、アトリウムやステップ広場のつながりが理解しやすくなります。
広場では、映画祭などのイベントが開かれることもあります。開催内容は年によって変わるため、訪問前に公式サイトで確かめておくと安心です。
夜になると変わる照明と建物の表情
夜の建物は、昼の印象と大きく変わることがあります。曲面の外壁は、光が当たる方向で見え方が変わるからです。冬にはイルミネーションが行われる時期もあります。
ただ、外壁の照明計画の詳細や、夜景の演出の意図についての公式な解説は、私は確認できませんでした。昼と夜、できれば両方の時間帯で外観を見比べることをおすすめします。
建築士ならここを見る|東京ミッドタウン日比谷の散歩コース
ここからは、読者の方が実際に歩けるコースにまとめます。地下から入り、上へ、そして外へ。順番に沿って見ていきます。
1. 地下鉄日比谷駅からの接続通路
建築士ならここを見る: 通路の天井の高さと明るさが、どこで変わるか。足を止めて前を見ると、空間が切り替わる境目が分かります。
2. 地下1階・日比谷アーケード
建築士ならここを見る: 天井のアーチが連続するリズム。三信ビルディングのアーケード天井から着想を得たと紹介されているので、アーチの形と並びを意識して歩いてみてください。
3. 1階・アトリウム
建築士ならここを見る: 中央に立って、真上を見上げる。3層の縁が曲線で重なっている様子が分かります。劇場を参考にした空間だという説明を、体で確かめられます。
4. エスカレーターから見える曲線
建築士ならここを見る: 乗っている間に変わっていく視線の高さ。向かい側の階や人の動きが、少しずつ見え方を変えていきます。
5. 日比谷ステップ広場
建築士ならここを見る: 階段の途中に座ったときの目線の高さ。広場全体を見渡せる位置と、人の動きの見え方を確かめます。
6. 公園側から見る曲面ファサード
建築士ならここを見る: 壁面の面がどう連続しているか。外壁の縦のラインが落とす影も、時間帯で変わります。
7. 6階・パークビューガーデン
建築士ならここを見る: 足元の植栽から、日比谷公園の木々、その先の皇居の緑まで、緑が連続する眺め。借景の構図を意識してみてください。
まとめ|買い物をしなくても楽しめる建築
東京ミッドタウン日比谷の面白さは、一つ一つの豪華さではなく、空間の移り変わりにあります。地下の通路で感じた開放感の理由を探していくと、アーチ型の天井、劇場を参考にしたアトリウム、曲線を描く外観、街の記憶を受け継ぐ石張りと、いくつもの設計の意図が重なっていました。
一方で、地下から見える吹き抜けの範囲や、低層部の高さ、アルミフィンの役割など、確認できなかった点も残りました。そこは、次に訪れるときの宿題にします。
次に訪れたときは、ぜひ地下から歩いてみてください。そして、少しだけ上を見上げてみてください。
よくある質問
Q. 東京ミッドタウン日比谷を設計したのは誰ですか?
マスターデザインアーキテクトはホプキンスアーキテクツです。都市計画・基本設計・設計監修は日建設計、実施設計・監理はKAJIMA DESIGNが担当したと紹介されています。
Q. 地下鉄から直接入れますか?
東京メトロ日比谷駅の側から、地下1階の日比谷アーケードを通って入ることができます。複数の路線の日比谷駅と直結していると案内されています。
Q. 地下のアーケードと1階のアトリウムは同じ空間ですか?
公式の説明では、地下1階の日比谷アーケードと、1階から3階にかけてのアトリウムは別の空間として紹介されています。両者がどのようにつながるかは、現地で確認するのがおすすめです。
Q. 「ダンシングタワー」とは何ですか?
設計の当初からあった発想で、日比谷にかつてあった鹿鳴館で男女が舞踏会で踊る様子がデザインの原点とされています。建物の頂部や壁面に柔らかなカーブが取り入れられています。
Q. 鹿鳴館の跡地に建っているのですか?
鹿鳴館は同じ日比谷のエリアにあった建物で、デザインの着想元です。東京ミッドタウン日比谷の敷地にかつて建っていたのは、三信ビルディングです。
Q. 旧三信ビルディングの部材は残っていますか?
公式の紹介では、三信ビルディングに使われていた部材の一部が使われているとあります。ただし、種類や設置場所は私が確認した範囲では明記されていません。
Q. パークビューガーデンは何時から入れますか?
公式サイトの案内では、8時からB1または1階のエントランスより上がれるとされています。営業時間は変更されることがあるため、訪問前に公式サイトで確認してください。
Q. 制震装置のHiDAX-Rとは何ですか?
鹿島建設が開発した新世代の制震オイルダンパーです。揺れのエネルギーを吸収して建物の揺れを小さくする装置で、この建物で初めて採用されたと紹介されています。
Q. 建築としての受賞歴はありますか?
2019年のBCS賞とMIPIM Asia賞、2020年の日本建築学会作品選奨を受賞したと紹介されています。
Q. 建築を見に行くなら、どの時間帯がよいですか?
外壁の見え方は光の方向で変わるため、昼と夜の両方をおすすめします。ショップは11時から20時、レストランは11時から23時が基本で、6階のガーデンは8時から利用できます。
参考・出典
- 東京ミッドタウン日比谷 公式サイト「デザイン Design」
https://www.hibiya.tokyo-midtown.com/jp/sp/about/design/ - 東京ミッドタウン日比谷 公式サイト「日比谷の歴史と記憶」
https://www.hibiya.tokyo-midtown.com/jp/discover/4620/ - 東京ミッドタウン日比谷 公式サイト「施設概要・営業時間」
https://www.hibiya.tokyo-midtown.com/jp/sp/about/ - 日建設計「東京ミッドタウン日比谷」プロジェクト紹介
https://www.nikken.jp/ja/projects/mixed_use/tokyo_midtown_hibiya.html - 日本建設業連合会「建築技術」掲載資料(制震構造の解説)
https://www.nikkenren.com/kenchiku/sb/pdf/478/05-053.pdf
※本記事の情報は執筆時点のものです。開館時間・料金・予約方法・休館日・工事等の最新情報は、必ず施設公式サイトでご確認ください。
※本記事の挿絵はイメージであり、実際の建物の形状・色・細部とは異なる場合があります。
