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なぜ、平成生まれの「白山陶器ブルーム」は “昭和レトロ” の象徴なのか?その魅力と物語のすべて

こんにちは!日々の暮らしに、お気に入りの器があるだけでちょっと幸せな気分になりますよね。

最近、カフェやおしゃれな方のSNSでよく見かける、あの瑠璃色の花模様が素敵な器、ご存知ですか?そう、長崎県波佐見町の白山陶器が手がける「ブルーム」シリーズです。

白地に鮮やかな青いお花が描かれた姿は、どこか懐かしくて、食卓に一枚あるだけで空間がパッと華やぐんですよね。インスタグラムで「#白山陶器ブルーム」と検索すると、うっとりするような素敵な食卓の写真がたくさん!見ているだけで幸せな気分になります。

多くの人がブルームシリーズに「昭和レトロなグラスみたいで、なんだかホッとする」なんてイメージを持っているみたい。

でも、ここで一つ、びっくりする事実があるんです。

実はこのブルームシリーズ、市場に登場したのは2009年頃。昭和が終わってから、もう20年も経った「平成生まれ」の器なんですよ。

「え、そうなの?てっきり昔からあるデザインだと思ってた!」

そう思いますよね。ではなぜ、このモダンな器が、これほどまでに「昭和レトロ」の象徴として、私たちの心を惹きつけるのでしょうか?

この記事では、そんなブルームの魅力的な謎を解き明かしながら、デザインの奥深さ、そして背景にある素敵な物語まで、器好きの私が徹底的に語り尽くしたいと思います!


目次

ブルームが愛される理由:心を奪うデザインの引力

ブルームシリーズが、なぜこんなにも多くの人の心を掴んで離さないのか。その秘密は、やっぱりこのうっとりするようなデザインにあります。一見シンプルに見えるのに、実は細かーいところまでこだわりがギュッと詰まっているんですよ。

和と北欧、二つの感性が溶け合う意匠

ブルームのデザインって、よく「北欧っぽいよね」って言われますよね。確かに、大胆に描かれた植物のモチーフは、フィンランドの「アラビア」みたいな北欧ブランドの、明るくて自然を愛する雰囲気に通じるものがあります。

でも、ただの北欧風で終わらないのがブルームのすごいところ。あの印象的な深い青色は、日本の伝統色である「瑠璃色(るりいろ)」なんです。この落ち着いた青が、器全体に和食器としての品格としっとりとした空気感を与えてくれているんですね。

洋食の華やかさも、和食の落ち着きも、どっちも受け止めてくれる。この絶妙なバランス感覚があるから、カレーやパスタの日はもちろん、焼き魚やおひたしの日にも、不思議なくらいすっと食卓に馴染んでくれるんです。まさに、いいとこ取りのデザインだと思いませんか?

手描きの温もりと瑠璃色の深み

ブルームの最大の魅力は、なんといっても職人さんの手仕事から生まれる「温かみ」にあると思います。

実はこの花模様、プリントじゃなくて、一枚一枚、職人さんが手で描いているんです。だからよーく見ると、筆の跡が感じられるわずかな「色の濃淡」や「かすれ」があって、器に豊かな表情を与えています。

「え、手描きってことは、一枚一枚違うの?」「ちょっと歪んでいたりしない?」なんて心配になる方もいるかもしれません。でも、それこそがブルームの魅力!その世の中に二つとない「ゆらぎ」や「個性」が、機械で作られた製品にはない「私だけの特別な一枚」という愛着を育ててくれるんです。

この人の手の痕跡こそが、私たちが「昭和レトロ」なものに感じる、アナログな温かさや、作り手の息づかいと繋がっているのかもしれませんね。

食卓をドラマチックに演出する二つの柄:「リース」と「ブーケ」の使いこなし術

ブルームのデザインを語る上で欠かせないのが、「リース」と「ブーケ」という二つの柄の存在。これ、どっちも可愛くて迷っちゃいますよね!

  • リース (Lease) 器のふちをぐるっと囲むように植物が描かれたパターンです。お料理を真ん中に盛り付けると、まるで花輪がお料理を飾ってくれているみたいに見えて、食卓がとっても華やかになります。
  • ブーケ (Bouquet) 器の真ん中に、花束みたいに柄がまとめられたパターン。お料理を盛ると柄は隠れちゃうんですけど、食べ進めていくうちに可憐なお花が現れるのが、ちょっとしたサプライズみたいで楽しいんです。周りの余白がお料理そのものを引き立ててくれる効果もありますよ。

この二つの柄を使い分けるだけでも食卓の雰囲気はガラッと変わりますが、ちょっと上級者向けのテクニックとして、違う柄の器を重ねて使うコーディネートもおすすめです。

例えば、大きな「リース」柄のプレートの上に、一回り小さな「ブーケ」柄のプレートを重ねてみる。そうすると、ふちの華やかさと中央の可憐さが合わさって、すごく立体的で豪華な雰囲気に見えるんです。柄の多い「リース」ばかりで揃えるとテーブルが少し甘くなりすぎちゃうかな?という時も、この組み合わせなら全体のバランスが引き締まって、ぐっと洗練された印象になりますよ。

プロが唸る細部へのこだわり:裏面に宿る「用の美」

ブルームの本当のすごさは、表のデザインだけじゃないんです。ぜひ、器を手に取って、裏側を見てみてください。そこに、白山陶器のデザインへの深い愛情と哲学が隠されています。

器の裏側の、高台(こうだい)っていう底の足の部分、ありますよね。普通はあまり気にしない部分ですが、ブルームはここがすごいんです。

まず、表面だけじゃなく、裏面のふちにも、ちゃんと可愛い花模様が手描きで入っています。しかも、「リース」と「ブーケ」でそのパターンも違うという徹底ぶり!

さらに驚くのが、高台の根本の部分。その内側と外側の両方に、すーっと一本のラインが引かれているんです。普通は装飾なんてしないような場所に、あえてこのラインを加えることで、裏から見た時の印象をきりっと引き締めて、デザインとしての完成度を極限まで高めているんですね。

これはもう、ただの飾りじゃない。見えない部分にまでこだわることで、器としての品格を支えているんです。こういう「使いやすさの中に宿る美しさ」を知ると、ますますブルームのファンになってしまいます。

ものがたりを紐解く:白山陶器とデザインの哲学

こんなに素敵なブルームシリーズが、どんな場所で、どんな想いで作られているのか、気になりませんか?その背景を知ると、もっと手元の器が愛おしくなりますよ。

「なにより使いやすく、生活の中になじむ」:白山陶器の歴史と理念

ブルームシリーズを作っているのは、長崎県波佐見町(はさみちょう)にある白山陶器という会社です。波佐見町は、なんと400年以上も前から続く、やきものの町なんですよ。

白山陶器がずっと大切にしているものづくりのテーマは、「なにより使いやすく、生活の中になじむものである」ということ。すごくキラキラして特別な日のためだけ、というよりは、私たちの毎日の暮らしに寄り添ってくれるような器。でも、決して平凡ではなくて、使うたびにちょっと心が豊かになるような「新しい定番」を生み出すこと。これが、白山陶器が一貫して目指してきたことなんです。

波佐見焼自体が、もともと丈夫で使いやすい庶民の器の産地として栄えてきた歴史も、このブランドの考え方に繋がっているんですね。

伝説的デザイナー森正洋の精神は宿るか?デザインの源流を探る

白山陶器の話をするとき、絶対に外せないのが、伝説的なプロダクトデザイナーの森正洋(もり まさひろ)さんです。

「え、誰?」と思った方も、この醤油さしは見たことがあるかもしれません。

1958年に発表されて、今も世界中で愛されている「G型しょうゆさし」。これをデザインしたのが森さんです。彼は、日本の家庭の食卓を豊かにするような、美しくて使いやすいデザインをたくさん生み出しました。

ここで、よくある誤解を一つ解いておきたいのですが…。 森正洋さんは2005年に亡くなっていて、2009年発売のブルームを直接デザインしたわけではないんです。

「なんだ、違うんだ」とがっかりしないでくださいね。ブルームのデザインには、森さんの「精神」がしっかりと息づいているんです。

森さんが目指したのは、手作りの良さを持つ「工芸品」と、たくさんの人に届けられる「工業製品」のいいとこ取り。「美しくて、機能的で、しかも多くの人が手に取れる」そんな理想を追い求めていました。彼の「日常で使う器を考え、形にし、工場で生産することで、多くの人と生活を共にすることに喜びを感じる」という言葉に、その想いが詰まっています。

ブルームは、まさに森さんが築き上げたこの文化と技術の土台の上に咲いた花のようなシリーズ。手描きの温かみを持ちながら、私たちの毎日の食卓にのぼる価格帯で、現代の暮らしに合うたくさんのアイテムが揃っている。その姿は、森さんが夢見た「新しい定番」の理想を、次の世代のデザイナーさんたちが受け継いで、見事に形にしてくれた証拠なんですね。

「波佐見焼」としてのアイデンティティ:400年の伝統が支える品質

ブルームの器の裏側には、「白山陶器」の文字と一緒に「波佐見焼」と書かれています。これは、この器が400年の歴史を持つ一大産地の伝統から生まれていることの証です。

波佐見焼は、一人の天才作家が作る美術品というよりは、それぞれの工程を専門の職人さんが担当する「分業制」によって、質の高い製品を効率よく作ってきた歴史があります。「たくさんの人々に、良いものを届ける」という産地のDNAが、ブルームの「手に取りやすいのに、すごく上質」という魅力を支えているんですね。

「昭和レトロ」の正体:私たちがノスタルジーに惹かれる心理

さて、いよいよこの記事の核心です。平成生まれのブルームが、なぜ私たちの目には「昭和レトロ」に映るのでしょうか?その答えは、今の時代の空気と、私たちの心の中に隠されているようです。

デジタル疲れと、アナログな「手触り」への回帰

私たちの毎日は、スマホやパソコンに囲まれて、すごく便利で効率的になりました。でもその一方で、なんだかバーチャルなやりとりに少し疲れちゃったり、温かみのあるものに触れたくなったりしませんか?

最近、レコードやフィルムカメラ、手書きの手紙みたいな、ちょっと手間がかかるけど「手触り」のあるものが人気ですよね。ブルームの手描きの風合いは、まさにこの「アナログなものに癒されたい」という私たちの気持ちに応えてくれる存在なんです。均一なプリント製品にはない、人の手の跡が、デジタルな毎日にちょっと疲れた私たちの心を、そっと癒してくれるのかもしれません。

不揃いさの魅力:不完全さがもたらす安らぎと愛着

完璧なものって美しいけれど、時々ちょっと息が詰まることもありますよね。実は人って、完璧じゃないもの、均一じゃないものに、なぜか惹きつけられることがあるんです。

心理学的に見ても、少しの「不完全さ」や「余白」は、見る人に「これはどうなってるのかな?」と想像する楽しみを与えて、より心を惹きつける効果があるんだとか。

ブルームの器に見られる、一枚一枚の微妙な絵柄の違いや色の濃淡は、まさにこの「不完全さの魅力」そのもの。それは欠点じゃなくて、「世界に一つだけの私の器」という個性として、私たちに受け止められます。この感覚が、他の器にはない特別な絆や、深い愛着に繋がっていくんですね。

「ネオ・レトロ」としてのブルーム:現代のために再構築された昭和の空気感

つまり、ブルームは昔のものをそのまま復刻した「レトロ」なのではなくて、「ネオ・レトロ」と呼ぶのがぴったりな存在なんです。

どういうことかと言うと、昭和という時代が持っていた空気感、例えば「手仕事の温かみ」とか「大胆だけど親しみやすいデザイン」「なんだか人間味のある雰囲気」みたいな、私たちが「エモい!」と感じる良いところだけを上手に抜き出して、現代の暮らしに合わせて新しく作り直したアイコン、というイメージです。

昔の製品にあったかもしれない機能的な不便さはちゃんと解消して、その素敵な雰囲気だけを、今の品質と使いやすさで提供してくれる。だからブルームは、昭和を知っている世代には懐かしく、知らない若い世代には「なんだか新しい!」と感じられて、世代を超えて愛されているんですね。

あなたの食卓にブルームを:完全ラインナップと選び方ガイド

ブルームの魅力、だんだん伝わってきましたか?「私もおうちに迎えたくなってきた!」と思った方のために、ここからは具体的にどのアイテムをどう選ぶか、徹底的にガイドします!

皿からカップまで、全アイテム徹底解説とおすすめの使い方

ブルームシリーズって、実はプレートやボウル、カップなど、全部で40種類以上ものアイテムがあるんです!それぞれの形やサイズにちゃんと意味があって、私たちの「こんなの欲しかった!」を想像しながら作られているんですよ。

  • プレート(皿) 醤油皿にぴったりのSSサイズから、ワンプレートごはんに大活躍のLサイズ、パーティーで主役になるディナープレートまで、サイズが本当に豊富!特に、ふちに少し深さがある「フリーディッシュ」は、パスタやカレーにぴったりで、一枚あると本当に重宝します。
  • ボウル(鉢・碗) サラダやシリアル、煮物など、何にでも使える万能選手。実は、リピートで買う人が一番多いのがこのボウルシリーズなんだとか。その使いやすさの証拠ですね。
  • カップ&ソーサー、マグ マグカップやコーヒーカップ、ティーカップなど、ほっと一息つく時間に寄り添ってくれるアイテムも充実しています。お客様が来た時にこのカップで出すと、それだけで素敵なおもてなしになりますよ。
  • その他 バターケースやジャムケース、お茶わん、ゆのみ、ポットなど、食卓の隅々までブルームの世界観で揃えられるアイテムがたくさんあります。

【決定版】ブルームシリーズ全商品リスト(サイズ・柄・価格一覧)

「種類が多すぎて選べない!」という方のために、主要なアイテムを一覧表にまとめてみました。ぜひ、あなたの食卓を想像しながら見てみてくださいね。

カテゴリーアイテム名サイズ(cm)柄展開参考価格(税込)主な用途・特徴
皿 (Plates)プレート(SS)ø11.5リース/ブーケ¥1,650醤油皿、薬味皿に。小さなお菓子をのせても可愛い。
プレート(S)ø16.5リース/ブーケ¥2,860取り皿やパン皿、ケーキ皿に一番人気のサイズ。
プレート(M)ø19.5リース/ブーケ¥3,300朝食のトーストや、メインディッシュに。
プレート(L)ø23.5リース/ブーケ¥4,840パスタやカレー、ワンプレートごはんにぴったり。
ディナープレートø26リース/ブーケ¥7,150パーティー用の盛皿や、特別な日のディナーに。
フリーディッシュø20×H4リース/ブーケ¥3,630汁気のあるパスタやカレー、シチューに最適!
鉢・碗 (Bowls)デザートカップø10×H5.5リース¥2,420ヨーグルトやアイス、フルーツに。副菜の小鉢にも。
ボール(S)ø12.5×H6リース¥2,860サラダボウルやスープボウル、鍋の取り鉢にも万能。
ボール(M)ø15.5×H7リース¥3,630具沢山のスープや煮物鉢、ミニ丼にちょうどいい。
ボール(L)ø18.5×H8リース¥5,830ラーメンやうどんなどの麺鉢や、2~3人分のサラダに。
お茶わん(小/大)小: ø11, 大: ø12リース¥2,640 / ¥2,860毎日使うものだからこそ、お気に入りを。
小丼ø13.5×H8リース¥3,630親子丼や海鮮丼など、小ぶりの丼物に。
カップ類 (Cups)マグø9×H8リース/ブーケ¥3,630たっぷり入る360ml。毎日のコーヒータイムに。
ゆのみ(小/大)小: ø7.5, 大: ø8リース¥2,420 / ¥2,640日本茶が美味しく感じられそう。
ティーカップ&ソーサーC: ø10, S: ø15.5リース¥5,280優雅なティータイムを演出。ソーサーは小皿にも。
コーヒーカップ&ソーサーC: ø8.5, S: ø14.5リース¥5,280お客様のおもてなしに。
その他 (Others)バターケース14.5×9.5×H5.5リース¥3,960冷蔵庫にあるだけで気分が上がる可愛さ。
ポットø11.5×H11.5リース¥7,700約3杯分(600ml)の紅茶が入るティーポット。

(注:価格は2024年時点の公式情報などを参考にしたものであり、変わる可能性があります。)

賢い買い方:新品・アウトレット・中古(メルカリなど)の見分け方

ブルームシリーズを手に入れる方法は、実は一つじゃないんです。それぞれの特徴を知って、自分に合った方法を探してみましょう。

  • 新品 全国にある白山陶器の直営店や、公式オンラインストア、おしゃれなインテリアショップなどで購入できます。品質が保証されているので、大切な人へのギフトにもぴったりです。
  • アウトレット品 長崎県波佐見町にある白山陶器の本社ショールームには、アウトレットのお店が併設されています。ここでは、B級品(ほんの小さな黒い点や、わずかな色ムラなど、使うには全く問題ないけれど正規の基準をクリアできなかったもの)が、お得な価格で手に入ります。もし旅行などで近くに行く機会があれば、絶対に立ち寄りたいスポットです!
  • 中古品 メルカリなどのフリマアプリでは、今はもう作られていない廃盤品や、思いがけないセットが見つかることも。購入する時は、商品の状態を写真や説明文でしっかり確認するのが大切です。

本物の証:裏印(バックスタンプ)の確認ポイント

人気商品には、残念ながら偽物が出てくることも…。本物のブルームシリーズを見分けるには、器の裏側にある「裏印(バックスタンプ)」をチェックしましょう。本物の白山陶器の裏印には、「白」という漢字をデザインした特徴的なマークが入っています。ブルームの場合は、これに加えて「波佐見焼」という文字も入っているのが普通です。本物は印字がくっきりしていて綺麗ですよ。もし印字が滲んでいたり、不自然な場所にあったりしたら、少し注意した方がいいかもしれません。

ブルームと暮らす:食卓を彩るコーディネート術と手入れ法

お気に入りのブルームの器をおうちに迎えたら、その魅力を最大限に引き出して、毎日の食卓をもっと楽しみましょう!

和食から洋食、カレーにパスタまで。料理が映える盛り付けのコツ

ブルームのすごいところは、本当にどんなお料理も優しく受け止めてくれるところ。瑠璃色の花模様が、和食の繊細な色合いをきりっと引き立ててくれるし、洋食のカラフルな色合いとも素敵にマッチします。

  • 和食 唐揚げや肉じゃがみたいな、いつもの家庭料理も、ブルームに盛り付けるだけで、なんだかお店みたいにおしゃれな一品に見えちゃうから不思議です。
  • 洋食・ワンプレート 少し大きめのプレート(MサイズやLサイズ)は、ワンプレートごはんにぴったり。トーストとサラダと目玉焼きをのせるだけで、素敵なカフェのモーニングプレートが完成します。
  • デザート ケーキやフルーツを盛り付けると、器の華やかさがスイーツを一層美味しく見せてくれます。お友達が来た時のおもてなしにも、自信を持って出せますね。

Instagramで見つけた、おしゃれなワンプレートごはん実例集

コーディネートに迷ったら、ぜひInstagramで「#白山陶器ブルーム」や「#ブルームのある暮らし」と検索してみてください。センスの良いユーザーさんたちの、リアルで美しい食卓の写真がたくさん見つかります。

フリーディッシュに盛り付けられた彩り豊かなキーマカレー、プレートMを使ったオープンサンドのランチ、ボールSに盛られた季節のフルーツヨーグルトなど…。みんなの素敵な使い方を見ているだけで、「明日はこれを作ってみようかな」なんて、お料理のモチベーションも上がりますよ!

器合わせの妙:北欧ブランドや他の和食器との調和を楽しむ

ブルームの青と白のシンプルな色合いは、他の食器と組み合わせやすいのも嬉しいポイントです。

  • 北欧ブランドとの組み合わせ ブルームが持つ北欧っぽい雰囲気は、イッタラやアラビアといったブランドの食器と並べても、すっと馴染みます。特に、シンプルな形の「ティーマ」や、同じ青が基調の「24h アベック」なんかとは相性抜群です。
  • 他の和食器との組み合わせ 木の器やお椀、他の窯元の焼き物と合わせることで、より深みのある「和」のコーディネートが楽しめます。ブルームのプレートを主役に、漆の小鉢を添えるだけで、食卓にリズムと奥行きが生まれますよ。

長く大切に使うために:電子レンジ・食洗機対応と注意点

白山陶器の器は、私たちの日常で気兼ねなく使えるように作られています。ブルームシリーズも、基本的には電子レンジ、食器洗浄機の使用OKです!これは忙しい毎日には嬉しいポイントですよね。

ただ、より長く、美しく使い続けるためには、いくつか知っておくと良いことがあります。公式な情報などを見ると、電子レンジの使用は「温め程度」がおすすめされています。急激な温度変化は、やっぱり器には負担なので、冷凍したものをいきなり高温でチン、みたいな使い方は避けた方が安心です。

また、食器洗浄機は便利ですが、器同士がぶつかって表面に細かな傷がついてしまう可能性もゼロではありません。特に繊細なつくりのアイテムや、お気に入りの一枚は、優しく手洗いしてあげることで、その美しさをより長く保つことができるでしょう。

器の世界地図:人気テーブルウェアとの徹底比較

ブルームの魅力は分かったけど、「他の人気ブランドと比べてどうなの?」と気になる方もいるかもしれませんね。国内外の人気ブランドと比べてみることで、ブルームのユニークな立ち位置がもっとはっきり見えてきますよ。

波佐見焼ブランド対決

同じ波佐見焼の中でも、ブランドによって個性は様々です。

  • vs. HASAMI PORCELAIN L.A.を拠点に活躍するデザイナーさんが手がけるブランド。直線的で、積み重ねて収納できる機能的なデザインが特徴です。土そのものの質感を活かしたミニマルな雰囲気は、ブルームの装飾的で柔らかな雰囲気とはまた違った魅力がありますね。
  • vs. BARBAR (マルヒロ) 「自由で枠にとらわれないアイデア」をテーマに、ポップで遊び心あふれるデザインが人気。伝統的な技術を使いながらも、現代的なユーモアを取り入れた作風は、クラシックで上品なブルームとは違う方向性の楽しさがあります。

北欧ブランド対決

ブルームがよく比べられる北欧の代表的なブランドとも比べてみましょう。

  • vs. ARABIA Paratiisi 「楽園」という名前を持つ、フィンランドの有名なシリーズ。パンジーやフルーツがカラフルに描かれたデザインは、ブルームと同じく華やかですが、より芸術品としての雰囲気が強いかもしれません。価格帯もブルームより少し上で、特別な日のための器、というイメージが強いですね。
  • vs. iittala Teema 「必要な飾りは色だけ」という考えから生まれた、モダンデザインの王様のような存在。究極にシンプルな形と、豊富なカラーバリエーションが魅力です。手描きの装飾そのものが主役のブルームとは、デザインの考え方が根本から違うと言えます。

人気テーブルウェア比較一覧表

これらの特徴をまとめてみました。あなたの好みやライフスタイルに合うのは、どの器でしょうか?

ブランド名コンセプトデザインの特徴参考価格帯 (約21cmプレート)こんな人におすすめ!
白山陶器 ブルーム新しい定番、生活になじむ器手描きの植物柄、和と北欧の融合、温かみのあるデザイン¥3,300~¥5,500手仕事の温もりと、日常で使える華やかさを両立させたい人。
HASAMI PORCELAIN伝統の現代的解釈、機能的モジュールミニマル、直線的、スタッキング可能、土の質感¥2,200~¥6,600機能美とミニマリズムを重視し、システムとして器を揃えたい人。
ARABIA Paratiisi楽園、芸術性大胆で色彩豊かなフルーツ・植物柄、幻想的な世界観¥5,500~¥8,250食卓をアートのように演出し、非日常の特別感を楽しみたい人。
iittala Teema機能主義、「必要な装飾は色だけ」シンプルな幾何学的フォルム、豊富なカラーバリエーション¥3,300~普遍的で飽きのこないデザインを好み、自由な組み合わせを楽しみたい人。

こうして比べてみると、ブルームシリーズが「手に届く、手仕事のぬくもり」という、とってもユニークなポジションにいることが分かりますね。

ミニマルすぎるのは少し寂しいけど、高級すぎるアートな器は普段使いしにくい…。そんな私たちのわがままな気持ちに、ブルームは完璧に応えてくれるんです。この絶妙なバランス感覚こそが、ブルームがこんなにもたくさんの人から愛される理由なんですね。

おわりに:一枚の皿がもたらす、日々の豊かさ

さて、ここまで長くなってしまいましたが、最後に最初の問いに立ち返ってみましょう。

「なぜ、平成生まれのブルームは“昭和レトロ”の象徴なのか?」

その答えは、ブルームが単に古いデザインを真似したのではなく、私たちが「昭和」という言葉に感じる素敵なイメージ――手仕事の温かさ、人間味のある雰囲気、親しみやすい華やかさ――を、現代の暮らしにぴったりの形で、新しく生み出してくれた「ネオ・レトロ」の傑作だから、と言えるのではないでしょうか。

それは、白山陶器がずっと大切にしてきた「新しい定番」という考え方そのもの。時代を超えて愛されるデザインは、流行を追いかけることでも、昔のままにこだわることでもなく、私たちの暮らしを優しく見つめ、そこに寄り添う形を提案することから生まれるんですね。

一枚のお皿は、ただお料理をのせるだけの道具ではありません。 それは、毎日の食卓を彩る小さなアートであり、作り手の物語を伝える手紙であり、そして私たちの日常に、ささやかな豊かさと喜びを運んできてくれる大切な存在です。

ブルームシリーズを一枚、おうちに迎えること。 それは、そんな日々の豊かさへの、ささやかで、でも確かな一歩になるのかもしれませんね。


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