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ねえねえ、「石から紙やプラスチックを作る」って聞いたら、どう思いますか?
まるで魔法みたいだけど、実はもう日本で実現している技術なんです。
その名も「LIMEX(ライメックス)」
最近、飲食店やお店で「このメニュー、ちょっと違う素材だな」「この袋、なんだか丈夫だな」と感じたことがあるなら、それはもしかしたらLIMEXかもしれません。
LIMEXは、地球の資源を守るために生まれた、とっても画期的な新素材。
「環境に良いものを使いたいけど、具体的に何を選べばいいんだろう?」
「SDGsに貢献したいけど、何から始めれば…」
そんな風に考えているあなたにこそ、知ってほしいのがこのLIMEXです。
この記事を読めば、LIMEXがどんな素材で、私たちの未来にどう関わってくるのかが、きっと全部わかりますよ。一緒に見ていきましょう!
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1. 新素材LIMEX(ライメックス)とは?
まずは「LIMEXって、そもそも何?」という基本からお話ししますね。
1-1. 石灰石を主原料とする、日本発の革新的な新素材
LIMEXを一言でいうと、「石灰石(せっかいせき)を主原料にした新素材」です。
石灰石って、理科の授業で聞いたことがあるかもしれませんね。そう、あの白い石です。
実はこの石灰石、地球上にものすごくたくさんあって、日本でも100%自給自足できるくらい豊富な資源なんです。
LIMEXは、この身近な石灰石を50%以上使い、そこに「ポリプロピレン」などの樹脂を少し混ぜて作られています。
この技術、なんと日本の株式会社TBMという会社が開発した、世界が注目するメイド・イン・ジャパンの技術なんですよ。
1-2. 紙やプラスチックの代替となり、資源問題に貢献
「でも、なんでわざわざ石から?」って思いますよね。
その理由は、私たちが今、当たり前に使っている「紙」と「プラスチック」が抱える問題にあります。
- 紙:作るのに大量の木(森林資源)と水が必要。
- プラスチック:石油から作られており、資源の枯渇や海洋プラスチック問題の原因に。
LIMEXは、この2つの素材の「代替品」となることを目指して開発されました。
つまり、LIMEXを使うことで、限りある森林や水、石油といった資源を守ることに繋がるんです。
1-3. 開発・製造元である株式会社TBMについて
このすごい素材を開発したのが、株式会社TBM。
2011年に設立された、比較的若い会社です。
「過去の常識で、未来を失うな。」というメッセージを掲げ、サステナビリティ(持続可能性)の分野で世界をリードしようとしている、今とっても勢いのあるベンチャー企業なんです。
テレビ番組の『カンブリア宮殿』などで特集されたこともあるので、社名を聞いたことがある人もいるかもしれませんね。

2. LIMEXの主な特徴とメリット
じゃあ具体的に、LIMEXって何がそんなにすごいの?というメリットを、深掘りしていきましょう。ここが一番のポイントです!
2-1. 【資源保護】水と森林資源をほとんど使わずに製造可能

これがLIMEXの最大のメリットかもしれません。
一般的な紙を1トン作るのに、どれくらいの資源が必要か知っていますか?
- 木:約20本
- 水:約85トン(お風呂約425杯分!)
これに対して、LIMEXは主原料が石灰石なので、木を一切使いません。
そして、製造工程で必要な水も、紙と比べて約98%も削減できるんです。
ほぼ水を使わない、と言ってもいいレベルですよね。
水を大量に使う製紙工場が川の近くに多いのは、これが理由です。
LIMEXは、水が貴重な地域でも生産できる可能性を秘めているんですね。
2-2. 【CO2削減】従来のプラスチックより温室効果ガス排出量を抑制
「石灰石だけじゃなくて、樹脂(プラスチック)も使ってるんでしょ?」
そう思った方、鋭いですね。その通りです。
でも、ここがポイント。
例えば、焼却処分する場合を考えてみましょう。
LIMEXは主原料の半分以上が石灰石(無機物)なので、同じ重さのプラスチック製品と比べて、燃やす時のCO2排出量を約58%も削減できるというデータがあります。
もちろん、石油由来の樹脂を全く使わないわけではありませんが、「減らす」ことに大きな意味があるんですね。
2-3. 【高機能性】紙を超える耐水性と耐久性
LIMEXは、紙のようで紙じゃない。プラスチックのようでプラスチックじゃない。
まさに「良いとこ取り」な素材です。
一番わかりやすいのが「耐水性」。
紙でできたメニュー表に水をこぼして、文字がにじんでしまった経験、ありませんか?
LIMEXでできた製品は、原料に木材パルプを使わず、表面をコーティングしているわけでもないので、水に濡れても全くふやけませんし、文字もにじみません。
お風呂で読めるポスターや、屋外で使う地図、飲食店のメニュー表などには最適な素材なんです。
しかも、紙よりも破れにくくて丈夫。まさに一石二鳥ですね。
2-4. 【リサイクル】独自の循環型リサイクルが可能
「環境に良いっていうけど、捨てるときはどうなの?」
これも大事なポイントですよね。
LIMEXは、「CirculeX(サーキュレックス)」という独自の資源循環システムを構築しています。
使用済みのLIMEX製品を回収し、粉砕・洗浄して、もう一度LIMEXの原料として再利用するんです。
すごいのは、素材の劣化が少ないので、何度もリサイクルできること。
紙のリサイクルだと、繊維が短くなって品質が落ちていくことが多いですが、LIMEXは品質を保ったまま生まれ変われるんです。
2-5. 【多様な製品】シートから成形品まで、幅広い製品に加工できる
LIMEXには、大きく分けて2つのタイプがあります。
- LIMEX Sheet:紙のように使えるシート状のもの。
- LIMEX Pellet:プラスチックのように成形できる粒状のもの。
この2タイプがあるおかげで、名刺やポスターのような「紙の代替品」から、ボールペンや食品トレーのような「プラスチックの代替品」まで、本当に幅広い製品を作ることができるんです。
3. LIMEXのデメリットと今後の課題
もちろん、LIMEXは完璧な素材ではありません。
メリットだけでなく、デメリットや課題も正直にお伝えしますね。
3-1. コストが従来の紙やプラスチックより高い場合がある
これは導入を考える上で、一番気になる点かもしれません。
現状では、LIMEXは一般的な紙(コート紙など)と比べて、1.5倍〜2倍程度のコストがかかることが多いです。
ただ、これはあくまで「現時点では」の話。
TBM社は、これから世界中に工場を作って大量生産することで、コストをどんどん下げていく計画を立てています。将来的には、普通の紙と同じくらいの価格になることを目指しているそうですよ。
また、耐水性や耐久性が高いので、「ラミネート加工が不要になる」といったメリットもあります。
例えば、飲食店のメニュー表。
紙で作る場合は「印刷代+ラミネート代」がかかりますが、LIMEXならそのままでOK。
トータルコストで考えると、意外と差が縮まるケースもあります。
3-2. 専用のリサイクルボックス以外では回収ルートが限定的
先ほど「リサイクルできる」というメリットを挙げましたが、その回収方法がまだ限られているのが課題です。
現状では、主にTBM社が設置している専用の回収ボックスに入れるか、事業者がまとめて回収を依頼する形になります。
つまり、「古紙回収の日にゴミ捨て場に出す」といった手軽なリサイクルは、まだできないんですね。
ただ、これもTBM社が積極的に取り組んでいる課題です。
パートナー企業を増やしたり、自治体と連携したりして、誰もがリサイクルに参加できる仕組みを、今まさに作っている最中なんです。

3-3. 紙と比較して重量がある
石灰石が主原料なので、当然といえば当然ですが、同じ厚さの紙と比べると少し重いです。比重で言うと、紙の約1.5倍くらい。
名刺1枚なら気になりませんが、例えば数百ページの冊子をLIMEXで作ると、ずっしりと重みを感じるかもしれません。
大量の資料を送付する際などには、郵送コストに影響が出る可能性も考えておくと良いでしょう。
3-4. ロゴマークの使用には申請が必要
LIMEX製品には、環境に配慮した素材であることを示すためのロゴマークがあります。
ただ、このロゴを使うには、事前にTBM社への申請が必要です。
デザインの規定などもあるため、勝手にロゴを配置することはできない、という点は覚えておきましょう。
4. 【徹底比較】LIMEXと他の素材との違い
「結局、紙やプラスチックと比べてどうなの?」
「ストーンペーパーってやつとは何が違うの?」
そんな疑問に答えるために、比較表を作ってみました。
項目 | LIMEX | 普通の紙 | プラスチック | ストーンペーパー |
主原料 | 石灰石、ポリオレフィン樹脂 | 木材パルプ | 石油 | 炭酸カルシウム、ポリエチレン |
水の使用量 | ほぼゼロ | 大量に必要 | 比較的少ない | 比較的少ない |
森林資源 | 不要 | 大量に必要 | 不要 | 不要 |
耐水性 | ◎ 非常に高い | × 低い(水に弱い) | ◎ 非常に高い | 〇 高い |
耐久性 | ◎ 非常に高い | △ 破れやすい | 〇 高い | 〇 高い |
リサイクル | 〇(独自システム) | ◎(社会インフラあり) | △(課題が多い) | △(課題が多い) |
成形性 | ◎(シート、立体) | ×(シートのみ) | ◎(立体) | ×(シートのみ) |
日本での自給率 | ◎(石灰石100%) | ×(木材の多くを輸入) | ×(石油100%輸入) | ×(原料の多くを輸入) |
コスト | △(やや高い) | ◎(安い) | 〇(比較的安い) | △(やや高い) |
【ここがポイント!】LIMEXとストーンペーパーの違い
表を見て「ストーンペーパーとすごく似てる!」と思ったかもしれません。
どちらも石を主原料にしていますが、実は大きな違いがあります。
一番の違いは「成形性」です。
ストーンペーパーは基本的に「紙」の代替品で、シート状のものしか作れません。
一方、LIMEXはペレット状に加工することで、プラスチックのように立体的な製品(ボールペン、定規、コップなど)も作れるんです。
この用途の広さが、LIMEXが「紙とプラスチックの代替」と言われる理由なんですね。
5. LIMEXの具体的な製品例

じゃあ実際に、どんなものがLIMEXで作られているんでしょうか?
街で見かける意外なものも、実はLIMEXかもしれませんよ。
- 印刷物
- 名刺:丈夫で高級感があると人気です。
- メニュー表:牛丼の吉野家さんや、回転寿司のスシローさんでも導入されています。水や油に強いのでピッタリ!
- ポスター・POP:屋外や水回りでもへっちゃら。
- パンフレット、会社案内
- 包装・容器類
- ショッピングバッグ:アパレルブランドなどで採用されています。
- 食品トレー、パッケージ
- テイクアウト用の袋
- 文房具・雑貨
- ボールペンの軸:三菱鉛筆のジェットストリームにもLIMEXモデルがあります。
- クリアファイル
- うちわ、マスクケース
- 産業資材
- 物流パレット
- 建材
こうして見ると、本当に色々なものに活用できるのがわかりますね。
6. LIMEXとSDGs(持続可能な開発目標)への貢献

最近よく聞く「SDGs」。
企業がLIMEXを導入する大きな理由の一つが、このSDGsへの貢献です。
具体的にどの目標に貢献できるのか、見てみましょう。
- 目標6「安全な水とトイレを世界中に」→ 水をほとんど使わないLIMEXは、世界の水資源保全に貢献します。
- 目標12「つくる責任 つかう責任」→ 限りある資源の使用を減らし、リサイクルを推進することで貢献します。
- 目標13「気候変動に具体的な対策を」→ プラスチック代替として、CO2排出量の削減に貢献します。
- 目標14「海の豊かさを守ろう」→ 石油由来プラスチックの使用量を減らし、海洋汚染のリスクを低減します。
- 目標15「陸の豊かさも守ろう」→ 森林伐採を不要にすることで、陸の生態系保全に貢献します。
こうして見ると、LIMEXはたくさんの目標達成に繋がる、すごいポテンシャルを持った素材だということがわかりますね。
7. LIMEX製品の導入・購入方法
「ちょっとLIMEXの名刺、作ってみたくなったかも!」
「うちの会社でも導入できないかな?」
そう思った方のために、LIMEX製品を手に入れる方法をいくつかご紹介します。
7-1. 株式会社TBMへの直接問い合わせ
企業の担当者の方で、大量発注やオリジナルの製品開発を考えている場合は、開発元のTBM社に直接問い合わせるのが一番です。ウェブサイトから相談できますよ。
7-2. 印刷会社や代理店経由での発注
名刺やパンフレットなど、小ロットの印刷物を作りたい場合は、LIMEXを取り扱っている印刷会社に依頼するのが手軽です。「ラクスル」のようなネット印刷サービスでも、LIMEX名刺の取り扱いがあります。
7-3. オンラインストアでの購入
個人でノートやクリアファイルといった製品を買いたい場合は、TBM社の公式オンラインストア「ZAIMA」や、Amazon、楽天市場、ASKULの「たのめーる」などで購入できます。
まずは一度、実際に手に取ってその質感を確かめてみるのがおすすめです。
まとめ
今回は、石から生まれた新素材「LIMEX」について、じっくりと解説してきましたが、いかがでしたか?
最後に、ポイントをもう一度おさらいしましょう。
- LIMEXは、石灰石から作られた日本発の新素材。
- メリットは「水・森林資源の保護」「高い耐水・耐久性」「リサイクル可能」など。
- デメリットは「コスト」や「回収ルート」だけど、現在進行形で改善中!
- 紙やプラスチックの代替として、幅広い製品に活用されている。
- 使うだけで、自然とSDGsに貢献できる。
私たちが普段、何気なく選んでいるモノ。
その一つをLIMEXに変えるだけで、地球の未来にとって、とても大きな一歩になります。
「ちょっと値段は高いかもしれないけど、こっちを選んでみようかな」
そんな風に考える人が一人、また一人と増えていけば、きっと世界はもっと良い方向に変わっていくはずです。
まずはオンラインストアでノートを一冊買ってみる、そんな小さなことから、未来を変えるアクションを始めてみませんか?
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